スピーカーは墓標にならない|『シラート』
やけっぱち親父のバッド・トリップロードムービー。薬物乱用防止啓発映画のあらたな金字塔。アイデンティティを失いつつある私たちは、そもそもない(身も蓋もない)はずの目的を探す旅に出る。得られるものは何か。新たな人生だ。
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映画もいくつか觀ています。
やけっぱち親父のバッド・トリップロードムービー。薬物乱用防止啓発映画のあらたな金字塔。アイデンティティを失いつつある私たちは、そもそもない(身も蓋もない)はずの目的を探す旅に出る。得られるものは何か。新たな人生だ。
アウシュビッツの隣には、きれいな庭園。小川のせせらぎに身を任せ、休日を楽しむ穏やかな家庭。その記録。聞こえるようで聞こえない呻き。あまりに美しい情景に、何も言うことはない。ほんとに何も言うことはない。何も聞こえないので。
交互する3つの時代。嘘っぽく不穏な過去と未来。ただ不穏な現代社会。人間とその本性、あるいは世界の安全と我々の安心を巡るモチーフを手がかりに、けものがどこにいるのか、いたのか、いるべきなのか否かを議論する。
『シンプル・アクシデント|偶然』の鑑賞記録。台詞に頼った長い口論や妙な間の多さには不安が残る。カメラの長回し、俳優の熱演、終盤の緊張感はお見事。最後まで此方を宙吊りにしかねない演出は念押しが過ぎるのでは。
《ソドムの市》を観る。カルト的映画だというのは何となく知ってて、大して興味もなかったが、時間の都合があったので飛び込んで見てきた。原題は "Salò o le 120 giornate di Sodoma"だそうで、原作の小説の日本語タ...
映画館で《銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き》を観てきた。昨年に配信が話題になっていたのに完全にノータッチで、内容もロクに把握していなかった。 全体的に擬古風なのが何故か最後までわからなかったが、なるほど人類が1960年代に宇...
ヨルゴス・ランティモス監督の作品《ブゴニア》(BUGONIA)を観てきた。 監督の前作となる《憐みの3章》を見れていないので、直近の変化のほどはわからない。が、今回は悪名高い(誉め言葉)アリ・アスターがプロデュース。これも未見だが悪名高い《...
《マーズ・エクスプレス》を観てきた。吹替版を鑑賞するのは何時以来のことでしょうか。フランス語の作品だし、SFだし、おそらく吹替で見たほうが物語体験は圧倒的に向上すると思われる。というわけで、感想です。 舞台は地球…から火星へ。地球ではロボッ...
《役者になったスパイ》を観てきた。スイスの映画だそうだ。理由はなんということはなく、休日の午後に予定までの時間を持て余し、たまたま上映館と時間の都合がついたからだ。夕方の入りの時刻、座席は4割くらいの着席率で、ほどよい。ギリギリに入ってきた...
スタンリー・キューブリックの《2001年宇宙の旅》(2001: A Space Odyssey)を観た記録です。 以前、TVで放映されていたのをチラチラと流し見したことはあったが、ちゃんと見るのは初めてだ。今回知ったが、映画好きの分水嶺とも...
《ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択》(2016)を観てきた。いつだったか映画館で見た《First Cow》の監督ケリー・ライカートが前作だ。日本では上映されなかった作品らしいので、DVDをスクリーンに映してるのかな、よくわからんけど。 ...
《リモノフ》を見てきた。原題は《Limonov: The Ballad》だそうだ。2020年に亡くなったロシアの活動家:通称エドワルド・リモノフの生涯を扱ったような伝記映画と言っていいのだろうか。青年期からロシアでの収監-解放まで描かれてい...
5月だったか、都合がよくてリバイバル上映の《心中天網島》(しんじゅう てんのあみじま)を観てきた。1969年、篠田正浩の映画だ。この監督の作品は初鑑賞かな? と思っていたがリストに目を通すと《梟の城 owl's castle》を劇場で見てい...
『天国と地獄』(1963)を観る。スコセッシおすすめ外国映画マラソンを走っている。 古い映画にはそれなりに慣れているつもりだったが、今作はちょっと間合いが合わないというか、展開がツラくて何度も区切って(10回以上も区切ったか)鑑賞を終えたの...
『国宝』を観てきた。ズルいタイトルだと思う。 国宝という名のつくコンテンツに関連する作品を考えたとき、これと同じ名前は付けられないやんな…。 ということで、ものの1年で急造の大阪弁に染まっていったキクオの波乱万丈な歌舞伎俳優人生を前半はじっ...
いやはや、こんな話だとは露ほども知らず。溝口健二の『山椒大夫』を観る。配信においては、AmazonはPrime VideoのKADOKAWAチャネルにて視聴するのが最短と思われる。いつか以来かのスコセッシおすすめ外国映画マラソン、年内に完走...
なんとなく面白そうだったので『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(2025)を観てきた。2月のことだ。なんとなく面白かったなぁ、程度の感想となっている。映画そのものの感想というよりも、ホラーってこういうもんなんだなという感想としたい。 ...
『ヌードの夜』を観てきた。 石井隆の没後3周年ということで、いろいろとリバイバル上映が開催されているらしいが、その一端である。監督のこともよく知らずに行ったが、経歴に目を通すと多彩というか、すごいね。テレビに出演されているのを見たことあるか...
《サブスタンス》を観てきた。グロテスクな表現が愉快だという噂を聞いていたので、興味本位で行ってきました。うーん、なるほど。 なんとなく《TITANE/チタン》あるいは《RAW〜少女のめざめ〜》と似てるなと眺めていたのだが、本作の監督:コラリ...
『Attenberg』を観る。 ギリシャ映画である。Athina Rachel Tsangari という方が監督と脚本であるが、製作はヨルゴス・ランティモスで、その絡みで見たわけだ。彼も出演している。この作品の主演の方とのちに結婚したらしい...
《KINETTA》を観た。 ヨルゴス・ランティモス初の長編作品だとか。タイトルを見て、すわ「映画とな?」となったが、ギリシャの地名であるらしく、つまり本作の舞台だ。アッティカの西、メガラの自治体から切り離された地域だのとの説明が Wikip...
なんか映画を観るかということで『シンシン/SING SING』のチケットを取った。中国のパンダの映画かと思ったら、そんなことはなく(奇しくも同時期にパンダの映画がやっている)、ニューヨーク州にある刑務所の名称であった。Wikipedia に...
なんとなく上映を知ったので『白夜』(ロベール・ブレッソン、1971)を観てきた。この監督の作品を見るのは多分初めてなのだが、クライマックスの映像にはなんとなく記憶がある気もする。そのイメージが本作によるものか、類作のそれだったかはわからない...
『おんどりの鳴く前に』を観てきた。ネタバレを含むぞ。 ルーマニアの映画らしい。長編2作目かなんかの若手監督だそうで、よいですね。2022年の映画らしいので、ちょっと前だな。英題は《MENS OF DEEDS》だそうで、辞書的には「行動してか...
気分を落ち着かせたくて『時々、私は考える』を観てきた。心は平静を取り戻すどころか、よくわからん領域に足を延ばしたが、まぁいいか。サービスデーだったこともあるだろうが、席がほぼ埋まっているし、男女比も半々くらいだったのではないかな。主演の女性...
『ナイトサイレン 呪縛』を観てきた。なんとなく映画を見たい気分だった。原題の《Svetlonoc》はスロバキア語で「月の光」を指すらしいが、英題は《Nightsiren》で邦題もこれに従っている。「呪縛」については何とも言えないが、別になく...
『フェラーリ』(2023)を観てきた。自分のスケジュールのタイミングと、ひさびさにアダム・ドライバーを見たかったんで、都合がよかった。 1991年の伝記『Enzo Ferrari: The Man, the Cars, the Races,...
コーエン兄弟の映画、観たこともないが、なんとなくフォローしてる人が話題にしていたので、『ドライブアウェイ・ドールズ』を観てきた。 弟イーサンの単独監督だそうで、脚本には、彼のパートナーであるトリシア・クックが参加しているらしい。女性の登場人...
なんとなく近場の映画館に『悪は存在しない』がかかっていたので、観てきた。 なんでか、前回はシネコンで大々的に上映されていた監督の作品が今回は小さめのシアターでしかかからないのか、よくわからないが、何かしら理由はあるんだろう(資本が入ってない...
『湖の女たち』を観た。変な出来栄えだのような感想を目にしたので、期待していた。原作が『怒り』の吉田修一と知っていたら、見ていなかったかもしれない。結果として(原作の良さを生かせていないという感想も目にするものの)、作家への解像度が上がったな...
『ビートルジュース』を観る。 人に勧められて見たが、なにやら続編が決まったらしく、運命めいたものを感じる。ティム・バートンの初期の佳作・傑作という認識でイイんだろうか? 1988年の作品ということで、CGがふんだんに使われているが今からみれ...
ジョン・フォードの『静かなる男』を観る。 アメリカに移民した家族、その息子だけがアイルランドに帰ってくる。1952年の作品で、カラー作品だ。ヒッチコックの『ハリーの災難』が1955年なので、3年間でカラー技術も結構変わるんだなという印象も生...
ジョン・フォードは『怒りの葡萄』を観る。スタインベックの小説をジョン・フォードが監督した作品となる。1939年の小説を、翌年に映画にするというのだからスピード感がある。主役のヘンリー・フォンが、トム・ジョード役を熱望したらしい。長期契約を結...
ジョン・フォード、『リオ・グランデの砦』はピンとこなかったものの、ほかの作品のほうが評価が高いということで、それなりに追うことにした。本作はそれなりに楽しめた。ジョン・ウェインもなるほど、カッコいい。乗合馬車で移動するメンツの旅、ジェロニモ...
『タクシードライバー』(1976)を観た。 ロバート・デ・ニーロと、スコセッシのタッグですね。若い頃のジョディ・フォスターも出てる、ということを終わってから知った。映画史に残る作品ということで当然に視聴予定リストには入っていたが、ダラダラと...
『キル・ビル Vol.1』を観た。『レザボア・ドッグス』視聴からの流れだ。 オープニングで虫の息の人物が登場する。 これが好きなんだろうね、監督は。 本作が日本公開されるとき、後半の主たる舞台が日本だからか、すごいプロモーションされていた記...
いつだったか、まだ寒い季節に『落下の解剖学』を観た。 なんか偉い賞をとったらしいが、個人的には割とどうでもよかった。先行上映会にいったひとたちの評判がやたらとよかったので、そっちをアテにして行ったが、率直に言ってこれがよくなかった。今後は気...
『オッペンハイマー』を観た。 世界的な公開が決まったとき、日本国内は散々と吹き上がっていたが、蓋を開けてみれば、みんなはそんなに興味なさそうという感覚も否めず、歯痒さを持て余す。 冒頭、ギリシア神話が引用されてベタであったが、一方でサンスク...
『ゴールド・ボーイ』(黄金少年)を観た。まったく面白かった。 原作は中国の小説『坏小孩』 (悪童たち)とのことで、2020年に中国でドラマになって話題になったと。ドラマのタイトルは「隐秘的角落」だそうで、直訳としては「隠された角」があたるよ...
『マダム・ウェブ』を観る。別にマーベルファンでもスパイダーマンファンでもないし、ダコタ・ジョンソンのファンでもないが、なんとなく面白そうだなと思ったんだよね。期待に比しては、そこそこ。というか、まぁこんなもんだろくらいの結果だったので上々で...
映画なのか? 『水戸黄門』(1978)を観た。特に副題も無いので、1978年の作品というほかないが、黄門さまを演じるのは東野英治郎なので、そのへんのシーズンの作品だ。ついでに、私がはじめて見た水戸黄門は、佐野浅夫のシーズンと思われ、東野英治...
『レザボア・ドッグス』を観る。クエンティン・タランティーノの出世作だそうで、90分という小作品。お金がかかってないこともよくわかるが、そうはいっても安っぽさは感じない。もともとイイ話の類ではないだろうなとは思っていたが、なるほど黒服まとって...
3時間のワケわかめ映画と聞き、私好みだと断定して『ボーはおそれている』を観てきた。よかった。これはよかった。よく確認せずに「ポー」だと思っていたら、作中の字幕では「ボウ」だし、見終わってから確かめると、当たり前だが「ボー」だった。そんな作品...
ひょんなことから「大魔神」シリーズを観ることになった。シリーズ3作を見終えたので、メモを残しておく。 『大魔神』 時代背景もわからなかったが、冒頭は絹かなんかを織る女性と床の間にいる男2人、地震か知らぬが大地が揺れる。「おぉ、大魔神が怒って...
『夜明けのすべて』を観てきた。フォローさん達が絶賛だったので、そういう経緯だ。で、間違いなく素晴らしいんだけど、まぁ素晴らしいんだよなということで、少しだけ、手ばなしには楽しかったとは言いづらい、みたいな話をする。超絶賛! ネガティブな意見...
『Before Sunrise 恋人までの距離』を観た。ワイは映画業界のことはまったく知らないけれど、監督のリチャード・リンクレイターはいわゆるインデペンデント系の出身らしい。ハリウッドとかの巨大資本とは別流っちゅうことなんかな。本作は出世...
『哀れなるものたち』を観た。『女王陛下のお気に入り』(《The Favourite》、2018)以来のヨルゴス・ランティモス監督が最新作だ。原題は《POOR THINGS》だそうで、Google翻訳の程度だと「御気の毒に」などもあたった。私...
ブライアン・デ・パルマの初期の傑作というのでなんとなく『悪魔のシスター』を見にいった。シスターって修道女かと思ってたが、冒頭のタイトルクレジットあたりの演出で、「あぁ、これ姉妹のことか」とわかり、なんとなく内容も察せられたのであった。どっち...
知人に勧められて見た。 Netflixの『浅草キッド』は、ビートたけしの自伝的(?)小説『浅草キッド』を土台に劇団ひとりが監督・脚本を手掛けて実現した作品らしい。なお、過去にも何度か映像作品になっているようだ。柳楽優弥の演じるタケ(ビートた...
2024年1作目の映画館での鑑賞は韓国映画『コンクリート・ユートピア』(2023)であった。原題は "콘크리트 유토피아" だそうで、英題も"Concrete Utopia"、もちろん邦題もそのままである。よいタイトルである。 韓国...
権利関係で配信から消え、鑑賞のハードルがあがるとの情報を耳にし、2023年の末に『バグダッド・カフェ』を観た。著名なパッケージのビジュアルは記憶にあったが、こういう作品だったのかという驚きが強い。なるほど、カルト的な良さがあるタイプやな、っ...
少し気になっていた『ファースト・カウ』を観る。監督のケリー・ライカートはいま最も注目の監督だそうで、U-NEXTでも過去作品が配信されはじめたとかいう情報を目にした。 監督についての小話だが、1964年生まれとのことらしく、本作を観たときに...
ようやく『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』を見終えた。作品内のテンポがあきらかに前2作とは異なっており、外部的な事情か、これが本作のテイストなのかしらぬが、なかなか進められずに期間的に飛び飛びで鑑賞したのだった。個...
『花腐し』という小説が 2000年に芥川賞を受賞したらしく、その映画を観てきた。R18 指定というやつで、つまり演者のバストがまろびでること頻りに、交合もかなり直截に描写される。監督と脚本は荒井晴彦(同脚本:中野太)という方だそうで…。 こ...
北野武の新作映画『首』(2023)を観た。にわかな映画人間なので、北野武といえばテレビ放送された『座頭市』(2003)しか知らぬ。本当はもっと観たいが、なかなか環境が整わない。ということで見逃すまいと劇場に身を任せたが、なんとも奇妙な作品で...
『あしたの少女』を観た。韓国映画である。原題、英題はそれぞれ『다음 소희』『Next Sohee』だそうで、「次のソヒ」という意味だそうだ。原題に忠実な英題が、割と新鮮に思える、どうでもいいことだが。逆にこういうとき、邦題は固有名詞を一般化...
『アステロイド・シティ』(Asteroid City)を観た。ウェス・アンダーソン監督といえば架空の日本を舞台にした『犬ヶ島』(2018)がやたらと評判だったので観て、「なるほどなぁ」という感想ではあったが、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リ...
『エドワード・ヤンの恋愛時代』4Kレストア版を観る。原題は『獨立時代』、英題は 《A Confucian Confusion》で、英題の「儒教の混乱」(より正確には「儒教者の混乱」だそうだ)という旨の表現は、つまるところ本作でシークエンスご...
2023年の年始、刑事姿をした阿部寛への飢えが止まらず《麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜》を観た。この作品、原作やテレビシリーズはまったく知らなかったが、この次作の《祈りの幕が下りる時》は劇場で見ていたので大体の枠組みは知っていた。 日本橋の橋...
マイケル・ダグラスが主演の《ゲーム》を観た。 監督:デヴィッド・フィンチャー、なんだかんだ TV での洋画の放映が多かった時代のイメージが強く、いくつかの作品は TV で見た記憶がある。本作も御多分に漏れず、途中で鑑賞歴があることに気づいた...
2023年の年始に《護られなかった者たちへ》を観た。 単に配信のスタートが理由か、東日本大震災の関連映画としてか、あるいは両方か、よくわからぬがリコメンドされたので見た。刑事役の阿部寛に飢えていたというのも本音だ。2021年の映画だが予定で...
2023年の年始に《サウンド・オブ・サイレンス》を観た。 マイケル・ダグラスを再認識した記念すべき作品になった。昔は TV で放送される洋画でよく名前を見たけれど、幼く、俳優を意識するまではなかったので、いい機会にはなった。この映画が配信サ...
2023年の年始、配信サービスを漁っていてサジェストされた《ウォンテッド》を観た。 会計処理かなんかの事務作業に従事してる冴えない男が主人公だ。実は彼は、西洋に古くから続く暗殺家集団のエースの息子で、暗殺の才能が申し分ないということがザック...
2023年の年始のどこかで《孤狼の血》を観た。配信がちょうど開始されたのか、犯罪映画の系列でおすすめに表示されたか。本作、立て付けはヤクザを相手取る刑事の映画ではあるけれど、大枠ではヤクザ映画なんでしょうか。このへんの作品の系譜というのが地...
森田剛の怪演が光るという《ヒメアノ〜ル》を2023年の年始に観た。 総論としては、ムロツヨシが印象の大きい。彼自身の存在感という意味でも、与えられた役柄、その演技という意味でも、とぼけ感を大きめに出したのだろう灰汁の強さが頭から離れない。ち...
2023年の年始に《マザー!》を観た。原題は 《mother!》だそうだ。そのまんまだけど、もしかしたら邦題はギリギリまで決まってなかったんじゃないの。「母さん!」って感じなのかね。 2017年の映画で、日本では2018年に公開予定であった...
《シン・仮面ライダー》を観た。 メタ論になりがちな作品ではあって、つまるところウェル・メイドな映画ではなくて、こういう作品に向き合うべく心構えについて思ったことなどを書こうかとも思ったけど、このブログの本義に立ち戻っていつも通りにダラダラ書...
2023年の年頭に《エージェント・マロリー》を観た。 ボーンシリーズをまとめて見た影響のようで、Netflix に薦められるままに鑑賞した。2011 年の映画らしい。某映画 SNS での点数は低めなんだけど、この映画よくないですかね。90 ...
2023年の年頭に《怒り》を観た。公開当時、それなりに話題になっていたように思うが、見ていなかった。ちょいとあとだが、同じ時期の《愚行録》は劇場で鑑賞して、こっちは面白かった割に話題になっていないかったので、なにかと不公平だと勝手に感じてい...
2023年の年頭に《ジャック・リーチャー NEVER GO BACK》を観た。終わってから《アウトロー》の続編であり、原作小説を持つシリーズだと知ったが、2つの作品に関連性はほぼないようで、別の作品として鑑賞できる。今作のトム・クルーズの役...
2023年の年始に《ナイブズ・アウト:グラス・オニオン》を観た。Netflix で配信された新作ということでシリーズ2作目だ。先だって、1作目も見た。 新型コロナが蔓延するなかでの出来事というエッセンスを、孤島の事件というインシデントに絡め...
2022年末に《東京物語》(1953)を観た。 実はこの作品、スコセッシおすすめ外国映画選マラソンのラインナップでもあり、なんやかんや 2020 年からスタートしてダラダラと 4 年目に入るマラソンだが、この映画でストップして暫く経っていた...
2023年の年始、《ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密》を観た。 Netflix で 2 作目が配信されたということで、じゃあ 1 作目を、という流れだ。言わずとしれた現時点で最新、そして完結した 007 シリーズの主役であるところのダ...
2022年の末に《楢山節考》(1983)を観たのであった。 今村昌平の作品の初鑑賞と、さきほど亡くなったあき竹城がこの作品から芸能界をステップアップしたということで興味を大きくなったのが切欠だ。 というか、《戦場のメリークリスマス》を観たと...
2022年の末に《チーム・ジンバブエのソムリエたち》を観た。 製作はオーストラリアなのかな。原題は 《Blind Ambition》だそうで、 2017 年のブラインドワイン、テイスティングコンテスト(フランスはボルドーで開催されているらし...
2022年末に《光復》を観た。これは凄い映画だった。 自主製作映画ということが理由か、R18+指定はむしろ客を増やしそうだが、あまり人はいなかった。もったいない。さて、深川栄洋監督の作品、観たことがあるかな? と確認したら、まったくなかった...
2022年の年末だかに《宮松と山下》を観た。これ、よかったなぁ。 去年の半ばくらいだったか、騒動を起こした香川照之が主演だが、本作の撮影は騒動よりも前だったようで(それはそうだろうけど)、騒動の事情もまったく知らないまま見て、わざわざパンフ...
2022年の年末くらいに《ファイブ・デビルス》を観た。感想をアップしておく。ところどころ記憶があいまい太郎だが、許してください。 妙に色気を隠さない(映像的な意味で)母:ジョアンヌ、セルビア系(だっけ?)の父:ジミーを両親に持つ少女:ヴィッ...
「ボーン」シリーズを Netflix で視聴した影響だろうか《今そこにある危機》がサジェストされたので、2022年の年末にこれを鑑賞した。原題は《Clear and Present Danger》だそうなので、ほぼそのまま、よい邦題ですね。...
2022年末に《サイレント・ナイト/SILENT NIGHT》を観た。テキトーに内容も調べずにチケットを取った作品で、なんとなくホラーっぽいのかなと思っていたが、そんなこともなくて戸惑った。 あらすじ 人類の終末の最期の日をどう過ごすか? ...
2022年の年末に、現時点で最後の作品となっている《ジェイソン・ボーン》を除いて、ボーン・シリーズをまとめて観た。特に格闘シーンを中心にアクション映画の演出に多大な影響を与えたシリーズということだ。が、この映画のおそらく 1 作目の TVC...
2022年の年末に《奈落のマイホーム》を観た。 韓国の映画で、原題は『싱크홀』であるらしく、意味としては「シンクホール」ということなので、そのまんま「陥没穴」というやつですね。調べてないけれど、英題も "sinkhole" のままなんじ...
2022年の年末《MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない》を観た。うーん、タイトルが長い。 しかし、おもしろい。おもしろかった。この気持ちを、もっと早く伝えたかった。映画を観てからだいぶ時間が経っているのと、手元の...
2022年の年末、《3つの鍵》を観た。 イタリアの映画で、舞台もイタリアの何処かローマからそう遠くないエリアのようだが、製作にはフランスもクレジットされている。原題は "Tre piani" で英題が "Three floors" ...
門脇麦が出演するというので、2022年の年末に《天間壮の三姉妹》を観た。 この映画に原作のマンガがあること、「スカイハイ」シリーズであること、題材が東日本大震災であることもしらなかった。あるいは原作のことは、すっかり忘れており、まず面食らっ...
《グレイマン》を Netflix で鑑賞したことを思い出したので、残っている記憶のぶんだけメモを残しておく。本作の目指す方向性がよくわからんというのが大きな意見としてあって、続編の構想も浮かんだという話だが、これをどう続けるのというか。 大...
《ラム/LAMB》を観た。 この作品は、どれかの映画の感想で書いた記憶があるが、予告期間が長かった。 その予告がよくできていた。なんとなくこういう程度(良くも悪くも)の映画なんだろうなという予感と期待を裏切らない出来で、それなりに誘われる雰...
《灼熱の魂》のデジタルリマスター版 リバイバル上映を観た。原題の "Incendies" はフランス語 "incendie"の複数形で、火災、あるいは感情の爆発、動乱、戦乱なんかを意味するらしい(ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典...
Amazon Primeで《軍中楽園》を観た。2014 年の台湾映画だ。日本国内での上映は 2018 年だとか。 つい先日、台湾は金門島というエリアに正体不明のドローンが侵入し、台湾軍だかが撃墜したというニュースを目にした。不勉強ながら、地...
《U・ボート ディレクターズ・カット版》を観た。Amazon Prime から無くなる前に。 この映画、観た記憶はないが、その自信もない。地上波で放映されたことがあったなら可能性はある。私が鑑賞したとすれば、2004 年の木曜洋画劇場版に限...
ジョーダン・ピール監督の最新作《NOPE》を観た。ホラー映画なのか何なのかよくわからん、というのは前作までと同じか。だが《ゲット・アウト》を観ていない私に本作を語る権利があるのかどうかは疑問ではある。 また聖書の引用から始まる。ズルいのであ...
Netflixが製作に関わり、Netflixで公開されている《ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い》を観た。ウクライナ侵攻にかかるロシアまたはウクライナ周りの作品、ドキュメンタリーなどをいくつか見たが、最初にこれを見ておけ...
《ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You All》を観た。 スロバキアの写真家:ユライ・ムラヴェツが 2015 年前後あたりからウクライナ東部に出入りして撮影したドキュメンタリーらしい。 彼自身、当初は半ばライフテーマのようにロ...
《カメラを止めるな!》のフランス版リメイク《キャメラを止めるな!》を観た。 言い方が不適切かもしれないが、捉えどころのない作品で、監督も脚本も原作のおもしろさを掴みかねてたんじゃないのかという節がある。 あるいは、原作の要素を皮肉的に再現し...
《あなたの顔の前に》を観た。観たには見たが、それなりの時間を夢半ばで過ごしたのも事実で、空ろな部分は今回については補完し難い。 韓国映画だ。ホン・サンス監督は強い人気があるようだが、今回ははじめての鑑賞となった。 といっても、夏の休日は暑い...
《ブラック・フォン/Black Phone》を観た。 ホラーというよりはサスペンスでは? という意見も見たけれど、ホラー要素交じりの脱出ゲームという塩梅に感じる。決して詰まらなくはないが、それ以上でもないかな。部分的には「ホーム・アローン」...
《東京2020オリンピック SIDE:B》を観た。 《東京2020オリンピック SIDE:A》は未見であった。オリンピックの開催には反対であったし、人付き合いの場での数えるほどの観戦を除いては-それもコロナで少なかったわけだが、開会式も閉会...
《ナワリヌイ》を観た。 彼のことは報道で目にするくらいで、ロシアの政治活動家というだけのイメージだったが、それはそれで問題ないだろう。2020 年に国内をエアバスで移動中、急病として倒れ、一命をとりとめたが、国内の病院は信用ならず、ドイツの...
《ドンバス》を観た。 ウクライナ、ロシアの情勢だが、ハッキリ言って疲れている、といっても過言では無かろう。もちろん、現地の悲劇や苦痛は想像を絶する。残念な事態である。 蓄積された情報も素人には捌ききれないほど増え、侵略戦争は継続しており終わ...
《トップガン マーヴェリック/Top Gun: Maverick》を観た。さんざん待ったというか、劇場での予告映像に慣れ切ってしまった作品であって-おそらく 2019 年の後半くらいから流されていた、ずーっと予告を眺めていたので公開される現...
《チタン/TITAN》を観た。監督の前作《RAW〜少女のめざめ〜》も劇場で観たけど、なるほどね。前作のタイトルに冠された "RAW" が象徴した生々しさは、本作で更にパワーアップし、しかもそれが或る意味で反転されていた。 なんという倒錯...
《ハケンアニメ!》を観た。フォローしている人たちの絶賛が背中を押してくれた。最近、このパターンが多い。配信に来ても見なかったろうから、この流され方は正しい。そう信じるしかない。 いや、よかったんじゃないですかね。よかった。かなりいい。すごく...
《パリ13区》を観た。モノクロで気取った映画なのかなという勝手なイメージを抱いていたが、まぁなんというか……。英題は "Paris, 13th District" だそうで、原題は "Les Olympiades" だそうだ。 原題...
《シン・ウルトラマン》を観てきた。ウルトラマンシリーズというのは通しで見たことが 1 度もないうえ、全体感もさっぱりわからない。たまたまコミックスを流し読みしたり、雑誌の特集で設定をかいつまんだりしたことはあった。 庵野秀明、樋口真嗣の座組...
《アネット/Annett》を観た。奇妙なビジュアルの作品であることは認識していたが、そこまで関心を熟成できていなかったのは事実で、フォローしてるひとらが賛辞を送っていたので、観にいった。これは個人的には大ヒットな逸品で、現時点で今年の映画と...
《林檎とポラロイド》を観た。ヨルゴス・ランティモスと同じギリシア人監督で、彼の撮影の助手のようなこともしていたらしいクリストス・ニクという新しい方だとかで、興味を持ったワケだが、好みの作品ではあったが、小品というか突き詰めるとなんともいえな...
《ゴッドファーザー》を観た。午前十時の映画祭というやつである。例に漏れず、ほぼ満席だった。コッポラの作品は《地獄の黙示録》の体験以来だが、この映画は断片的に見たことある気もしてきた。が、話の全体像はほとんど知らなかったので、新鮮な体験ではあ...
マイケル・ベイ監督作品の《アンビュランス》を観た。監督の作品をそれとして積極的に受容した経験はなかったが、《ザ・ロック》、《アルマゲドン》は見たことあったな。トランスフォーマーとかはまったく見てない。 本作は、デンマークの映画《25ミニッツ...
アピチャッポン・ウィーラセタクンの《メモリア/MEMORIA》を観た。映画好きの知り合いが愛好している監督で、批評家なり同系統の映画ファンから圧倒的な支持を得ている監督、というイメージがある。 2018 年に《光りの墓》(2015)を見たけ...
《THE BATMAN-ザ・バットマン-》を観てきた。過去のいくつかの作品は TV で放送されたときに見たりした。《ダークナイト》に代表されるノーラン監督作品は、どうにも感触が合わず、完走できていない。そういう感じだ。 で、今回だけど、まあ...
《コーダ あいのうた/CODA》を前情報もほとんどなしに、友人に薦められて鑑賞した。よかった。レイトショーで鑑賞したが、女性客のほうが多かったかな。フランスの映画《エール!》(2014)を下敷きにしたリメイク作品ということは鑑賞後に知った。...
《ナイル殺人事件》(2022)を観た。監督が主演も務める。前作も劇場で観て、その流れで今作も観たわけだが、個人的には前作の方が入り込めた。今作はなんとなく展開も読めたし、ミステリーというよりは人間関係の不条理さを描いている面が強い。 「展開...
《ザ・ビートルズ Get Back: ルーフトップ・コンサート》を観た。上映期間が延長され、なんとなく時間があったので、行った。ステッカーとミニポスターみたいのを貰ってしまって、なんか申し訳ない。 鑑賞者の年代層が高かったように見えたが、レ...
ジャン・コクトーの《美女と野獣》(1946)を観た。スコセッシおすすめ外国映画マラソンの続きだ。 あらためて原作の『美女と野獣』について調べると、もとは 18 世紀の女性作家による作品であったとか、現行で流通しているのは原典の簡略版であると...
《ウンベルト・D/Umberto D.》を観た。1951 年の作品だ。ひさびさのスコセッシおすすめ古典外国映画マラソンの続きだ。前回の《自転車泥棒》(1948)と同じく、ヴィットリオ・デ・シーカ監督による作品で、戦後から数年ぼっちとはいえ流...
新年に映画をということで《エッシャー通りの赤いポスト》を観た。園子温監督作品の初鑑賞、かつインディー映画と、なかなかヘヴィーな体験だった。映画周りのコミュニティの感想をいくつか見ていたが、目につく範囲では特に監督のファンからの感想は概ねポジ...
《マトリックス リザレクションズ/The Matrix Resurrections》を観た。雑な鑑賞者なので、過去のどの作品における結末も、その意味も曖昧なままで臨んだが「これはシリーズ最高傑作じゃないか?」となった。 もちろん、第 1 作...
《ラストナイト・イン・ソーホー/Last Night in Soho》を観た。 Twitter のタイムラインでやたらと褒められていた。個人的にはそこそこ、くらいの面白さだった。ホラー作品という面で直近で鑑賞した《マリグナント\狂暴な悪夢...
《マリグナント 狂暴な悪夢》を観た。予告でおもしろそうなホラーだなと思っていたが、評価が高かったのも後押しした。映画館で観てよかったなというバランスで、おおむね満足だ。自宅などのディスプレイで見ると、この作品の嘘っぽさが悪い方に浮きそうだの...
本年 9 月に 午前 10 時の映画祭 で鑑賞した記録が残っていたが、ここには何も記していなかったようなので、書いておく。《真昼の決闘》を観た。 1952 年の作品ということで、ヒッチコック映画でいえば《見知らぬ乗客》《私は告白する》と重な...
《DUNE/デューン 砂の惑星》を観た。 観測範囲の Twitter の映画好きたちの評価は、そこそこくらいだったので、やたらと称賛するメディアとのギャップにやや警戒して臨んだが、杞憂だった。というか、これは期待感の大きさゆえの揺り戻しだろ...
《007/No Time To Die》を観た。なんだかんだでシリーズを通しで鑑賞できたダニエル・クレイグ版のボンドにはそれなりに愛着がある。全体における物語の背後関係を理解しきれていない気がするけど、まぁいいでしょ。 1. 《007 カジ...
《アンテベラム/Antebellum》を観た。2020年の作品らしいが、国内では本年 11 月に上映開始された。題字の「Antebellum」は「戦前」を意味するらしいが、USでは「南北戦争前」を意味することが多いらしい(Wikipedia...
《レミニセンス/Reminiscence》を観た。クリストファー・ノーランの兄弟ジョナサン・ノーランが製作に関わっていることがプッシュされていた。監督のリサ・ジョイは、商業的な長編映画は初めてらしいが、アメリカの SF ドラマシリーズを大ヒ...
《サイコ・ゴアマン/Phycho Goreman》を観た。藤本タツキが絶賛というのも大きな印象を与えるが、いわゆる B級ホラー(でいいのだろうか)としてカルト的な人気があるらしく、行けるタイミングもあったので予約して訪問した。 - 『サイコ...
宮崎吾朗監督作品《アーヤと魔女》を観た。スタジオジブリである。なかなか評判が芳しくないような印象があるが、私は本作はかなりすてきな佳作だなと。ふつうにおもしろい。奇を衒ったところがなく、これが私としてはよかった。 - 『劇場版 アーヤと魔女...
《くちびるに歌を》を観た。三木孝浩監督の作品は初めて見た。直近だと《夏への扉 -キミのいる未来へ-》か。なるほどねぇ-特に含みはない。本作、長崎の五島列島が舞台ということで『坂道のアポロン』も監督しそうだなぁなどと思いながら眺めていた。調べ...
《子供はわかってあげない》を観た。青春映画を立て続けに見たが、こんな夏はかつて無かった。よい体験だった。 - 映画『子供はわかってあげない』|8/20(金)全国ロードショー 原作コミックは田島列島の『子供はわかってあげない』だ。既読だったが...
《自転車泥棒/Ladri di Biciclette》を観た。スコセッシおすすめ外国映画マラソンです。90 分程度と比較的短めの本作は、そういう意味では鑑賞しやすいが、ネオ・レアリズモの後味の凄まじさは、これまたイヤなものだ。 ド直球のタイ...
濱口竜介監督の商業2作目長編だ。《ドライブ・マイ・カー》を観た。個人的には《寝ても覚めても》ほどの衝撃はなかったかな。 - 映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト 岡田将生は『リーガルハイ』(シーズン2)でくらいしかまともに見たことがない気...
《揺れる大地/La terra trema: episodio del mare》を観た。ひさびさに、スコッセシおすすめ外国映画マラソンを走る。 160 分の映画で、ヴィスコンティ監督の初期作品にしてネオ・リアリズモとやらの代表作とされる。...
《少年の君/少年的你》を観た。2019年の作品だ。原作はオンライン小説だそうだ。 - 映画『少年の君』公式サイト|7月16日公開 啓蒙、教育映画なのか、ラブロマンスなのか、よくわからない。ラブロマンスといっても、これも非常にプラトニックだと...
この 4 月に《騙し絵の牙》を観た。大泉洋の主演だが、結果としては松岡茉優にも主演級の役割が与えられていた。原作は未読で、普段はこのようなケースで読もうと思うこともないのだが、今回は原作を読みたいなと思った。けれど、結局は読まずじまいにこの...
《1秒先の彼女》を観た。 - 映画『1秒先の彼女』オフィシャルサイト 台湾映画だ。台湾映画を観るのははじめてなんじゃないのかな? 原題は「消失的情人節」、英題は "My Missing Valentine" となるようだ。「情人節」が「...
《彼女来来》を観た。平日のレイトショーの映画が処によって再開していることを思い出し、ひさびさに何かを見ようかなと、結果として本作をとった。これといった前情報もなく、一応あらすじと SNS の評価を軽く確認した。 - 映画『彼女来来』公式サイ...
《戦火のかなた/Paisà》英題は "Paisan" を観た。ロベルト・ロッセリーニ監督の 1946 年の作品で、前年の《無防備都市》に続く戦争三部作の二作品目となる。120 分の上映時間は 6 つの小話に 20 分ほどずつ区切られてお...
《無防備都市/Roma città aperta》を観た。1945 年、ロベルト・ロッセリーニ監督による作品だ。 スコセッシおすすめ外国映画マラソンの 8 作品目となるが、ドイツ編、フランス編ときてイタリア編となった。 第二次世界大戦で連合...
《天井桟敷の人々/Les enfants du Paradis》を観た。1945 年のフランス映画で、監督はマルセル・カルネという方らしい。タイトルを辛うじて耳にしたことがあるくらいで、監督名やその他の詳細はまったく知らなかった。 というわ...
《ゲームの規則/LA REGLE DU JEU》を観た。ジャン・ルノワールの作品としては、前回の《大いなる幻影》に続いて 2 作目の鑑賞となる。1939 年の作品だが、完全版となったのは 1959 年らしい-下記のリンク先記事に基づく。 ス...
《大いなる幻影/La Grande Illusion》を観た。1937 年の作品だ。 というわけで、スコセッシおすすめ外国映画マラソン 5 作目となる。監督は、ジャン・ルノワールで、ここからは 1930 年代のフランス映画となる。 導入はあ...
《ナポレオン/ Napoléon》 を観た。こちらは元々は 1927 年、フランスはアベル・ガンス監督の作品だ。このマラソン企画の範囲でいえば《メトロポリス》(1927)と同時期の作品ということになる。前回の《ドクトル・マブゼ》(1922)...
《ドクトル・マブゼ/Dr Mabuse: Gambler》を観た。1922 年の作品だ。フリッツ・ラングの作品鑑賞としては《メトロポリス》に続いて 2 作目だが、こちらの方が 5 年以上も古い作品らしい。というか1922年というとほぼ100...
『吸血鬼ノスフェラトゥ』《Nosferatu – Eine Symphonie des Grauens》を観た。1922 年の作品なので、前回鑑賞の『メトロポリス』よりも 4 年前の作品ということになる。ムルナウ監督という名前くらいは知って...
『メトロポリス』《Metropolis》(1926)を観た。ヒッチコックマラソンの次には、スコセッシがフィルムメーカーを目指す若者に勧めたという映画 39 本を走ることとした。以下のブログで紹介されている。その 1 作目が本作だ。 - マー...
『ファミリー・プロット』《Family Plot》を観た。1976 年の作品だ。ヒッチコック最後の作品ともなっている。いくつかのレビューで目にしたことだが、たしかに話のスケールが小さくまとまっている。テレビの特別番組枠と言われても納得してし...
『フレンジー』《Frenzy》を観た。1972 年の作品だ。イギリスとアメリカの合作ということで、ヒッチコックがひさびさに故郷で撮影した作品となる。アメリカの広々としたロケーションに比べ、ロンドンのせせこましい街並みが安心感を生む。というと...
『トパーズ』《Topaz》を観た。1969 年の作品だ。前作は東ドイツだったが、本作は対ソ連ということで、共産主義の本丸を相手どった冷戦ネタの作品だ。珍しくというか、群像劇と言うほどではないものの、主人公一辺倒の構成ではなく、ハッキリと幕が...
『引き裂かれたカーテン』《Torn Curtain》を観た。1966 年の作品だ。船旅のシーンから始まる。カップルが客室でいちゃついている。ロマンスシーンは時代を経るごとにさらに露骨になっている。2人は本作の主人公カップルである。 船はコペ...
『マーニー』《Marnie》を観た。1964 年の作品だ。前作に続いてヒロインはティッピ・ヘドレン、パートナーの役としてはショーン・コネリーが演じる。 冒頭、駅のプラットホームに立つ主人公:マーニーが映し出される。奥行きのあるカットが印象的...
『鳥』《The Birds》を観た。1963 年の作品だ。ちょっと惰性っぽくなっているヒッチコックマラソン、そろそろ区切りをつけたい。本作は、私の世代でも TV で放送されているのを何度か見ている。今回、観ようかどうか迷ったけれど、あらため...
『サイコ』《Psycho》を観た。1960 年の作品だ。しばらくフルカラー化されたヒッチコックが続いたが、本作はひさびさにモノクロ作品だ。モノクロって言ってもちょっとセピアっぽいというか、カラー時代のモノクロなのでかつてのモノクロよりも風合...
ヒッチコックマラソンです。『北北西に進路を取れ』《North by Northwest》を観た。1959 年の作品だ。『三十九夜』をハリウッドでやろうとしたという情報を Wikipedia で目にしたが、『サボタージュ』などを挟んでいるので...
ひさびさにヒッチコックマラソンの続きです。『めまい』《Vertigo》を鑑賞しました。"Vertigo" はラテン語を語源として「グルグル回るようになる」みたいなニュアンスからできた単語らしい。 1958 年の作品で原作小説があり、こち...
『BLUE/ブルー』を観た。松山ケンイチ、東出昌大、柄本時生などが出演している。松山ケンイチは『ユリゴコロ』以来、東出昌大は『寝ても覚めても』以来、柄本時生は初めて目にした。作中での柄本時生は、あのフニャフニャ感が凄い上手いなぁ。 吉田監督...
『ザ・スイッチ』《Freaky》を観た。本国では 2020 年に公開された映画のようだが、日本ではこのシーズンでの公開となった。予告は何度か目にした気はする。特に興味もなかったのだが、知り合いが興味があると言うので、なんとなく見てきた。一緒...
大島渚監督の作品が国の機関にアーカイブされるらしい。ということで、興行企画にするのが今後は難しくなるらしく、最後の大型上映ということで 4K リマスターなりの上映が始まった。大島渚というと私としてはテレビに出演している眉毛の濃い怖いおじさん...
『長江 愛の詩』の記録をようやくまとめた。原題は「長江圖」となっており「長江の図」の意味か。英題は “Crosscurrent” で「逆流」「遡行」などか。作中で何が起きたかは英題が端的に表しているように思える。邦題はエモくて、実に日本らし...
キミは『あのこは貴族』を観たか。 - 映画『あのこは貴族』公式サイト テアトル系の映画館では、年末年始あたりから上映前の案内に登場していた記憶がある。門脇麦、水原希子が主演となれば、見ないわけにはいくまいと決意していた。こうした心づもりで上...
『すばらしき世界』を観た。原案の小説『身分帳』(1990、佐木隆三)は、未読だ。監督の西川美和の作品を観るのも初めてで、役所広司が主演した映画をちゃんと見るのも初めてだ。 物語の主人公、三上正夫(役所広司)は正当防衛とも思しき殺人を犯し、自...
『花束みたいな恋をした』を観た。やっぱり劇場で映画を見るのはいいね。 映画で菅田将暉や有村架純をみるのは初めてで、これは非常に貴重な体験だった。有村架純についていえば、演技をまともに見たのも初めてかもしれない。 大枠としてはラブコメ枠でいい...
『ルクス・エテルナ 永遠の光』を観た。なんとなく映画を探していて、まぁ面白いということらしく、チケットを取った。予約のタイミングが早かったのもあって、予約したときはガラガラだったが、劇場についたら思っていたよりも席が埋まっていた。 - ht...
ヒッチコックマラソンです。『間違えられた男』《The Wrong Man》を観た。ヒッチコックのなかでは、異色の作品にあたるのかな。冒頭で実話を基にした作品だということを監督本人が語るシーンが用意されている。真剣味が違う。 実在の事件が存在...
ヒッチコックマラソンです。『知りすぎていた男』《The Man Who Knew Too Much》を観た。のっけから海外、しかも合衆国でも欧州じゃないので少しびっくりしたが、カサブランカを経由してマラケシュへ観光に来ている家族という設定か...
ヒッチコックマラソンです。『ハリーの災難』《The Trouble with Harry》を観た。 あらすじを確認することを避けて鑑賞したが、のっけから異常な展開で笑ってしまった。映像としては冒頭のシーンがもっとも美しく感じらるといっても過...
『ルーブル美術館の夜 ― ダ・ヴィンチ没後500年展』を鑑賞してきた。上映中の映画を漁ってたらたまたま眼に入って、一応、レオナルド・ダ・ヴィンチのファンではあるのだが、なんとなく見てきた。面白かったには面白かったが、映画としてみたときの全体...
Twitter での評判から『AWAKE』を観てきた。いわゆる正月最後の休みの日の、最初の回であったので、2021 年の映画初めと言っていいのかな。いい映画だったが、その良さをどう自分の中で消化したらしたらいいのか、咀嚼の仕方に悩んでいる。...
ヒッチコックマラソンです。『泥棒成金』《To Catch a Thief》を観た。感情に任せて言えば、現時点で『三十九夜』を超えるマイ・ベストかもしれない。某 SNS であまり評価が良くなかったのでちょっとビビっているのだが、このおもしろさ...
年末、なにかと絶賛されている『燃ゆる女の肖像』を観てきた。なんならこの作品が 2020 年の劇場での映画納めだった。フランス映画かな。原題は《Portrait de la jeune fille en feu》、英題は《Portrait o...
ヒッチコックマラソンです。『裏窓』《Rear Window》を観た。 まず、よくわからないのがタイトルで、単純に「裏窓」とはおそらく住居、建築物の正面に位置しない窓を指すのだろう。今作、舞台となっているのはおそらく大通りに面していない、謂わ...
年を越して継続中のヒッチコックマラソン、全作品を見る意図はないものの、視聴ハードルが低い作品は見たい、という基準でやってきたがようやくゴールが見えてきた気がする。というわけで『ダイヤルMを廻せ』《Dial M for Murder》を見た。...
スウェーデンの映画『ホモ・サピエンスの涙』を観た。行ける範囲の上映作品をザッピングしていたら、即座にシャガールだと判ぜられたポスターに魅せられて、即座に予約した。内容も何も、まったく確認していない段階だ。年内で国内での上映はほぼ終了で、ギリ...
来年の完結編に向けて劇場で特別公開されている『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観た。2012 年の初見の時は、過去のエヴァに立ち返ろうとしているのかと不安と期待のような感情がないまぜになった記憶があるが、今回はそのイメージが更新された。てい...
ヒッチコックマラソンです。『見知らぬ乗客』《Strangers on a Train》を観た。原作がある作品だが脚本にはレイモンド・チャンドラーなんかが参加してるのね。原作者も有名なパトリシア・ハイスミスだ。 サスペンスというよりは、ある異...
ヒッチコックマラソンです。『舞台恐怖症』《Stage Fright》を観た。原作には小説があるらしいが、どれくらい原作の内容に忠実なのかは不明だ。 原題の "Stage Fright" という単語自体には「舞台負け、気おくれ、アガリ症」...
『アンタッチャブル』《The Untouchables》を観た。ショーン・コネリーが亡くなったということで本作が少し話題になっていた。その流れで観た。 ショーン・コネリーといえば 007 シリーズだが、断片的に見た記憶しかない。『薔薇の名前...
『夜明け告げるルーのうた』(2017)の感想だ。3 年以上も前の映画で当時劇場で鑑賞した。監督の湯浅政明は最近、忙しそうだ。話題になったアニメ『映像研には手を出すな!』でも力を奮っていたし、昨年も監督作の『君と波に乗れたら』(2019)が劇...
ヒッチコックマラソン『パラダイン夫人の恋』を観た。原題は《The Paradine Case》ということで、こちらを参照したい。と言うのも、ちゃんと鑑賞していれば大筋は明らかではあるが、そもそもの邦題がかなりネタバレ気味で「なんだかなぁ」と...
ヒッチコックを観るシリーズ『私は告白する』《I Confess》の感想です。邦題だけ読むと、またようわからんロマンスかな? となるが、原題によって宗教的な、懺悔の類であることがわかる。 冒頭で教会を大きく映したカットが出てきて、なるほどとも...
ヒッチコック『山羊座のもとに』《Under Capricorn》を観た。いつものように Wikipedia の情報に頼るが、原案となる戯曲、その小説化、第一脚本などを経て最終的な脚本に至ったらしい。 19世紀のオーストラリアが舞台という意外...
ヒッチコック作品初のカラー作品、『ロープ』《Rope》を観た。ショッキングなオープニングから始まる本作は、サスペンスらしさ満載でワクワクさせられるスタートだ。物語はアパートの一室で完結するし、結末の見せ方も舞台っぽいなと思ったらやはり舞台作...
ヒッチコックの『汚名』《Notorious》の感想となる。元ナチスのスパイであった父、その娘であったアリシアは FBI に協力するために南米はブラジルに移動して、現地の元ナチス達と交流し、あまつさえターゲットの妻となるに至った。 本当は彼女...
ヒッチコックマラソンです。『白い恐怖』《Spellbound》の感想となる。 『断崖』の感想でも述べたが、ヒロインは学識のある女性で、ロマンスとは無縁の人生を過ごしてきました、というような設定で、ひとつの典型かな。また、近視であるようで資料...
ヒッチコックを見るシリーズです。今回は『救命艇』《Lifeboat》を観た。戦中の作品ということでプロパガンダ映画、ということでいいのだと思うが、定義がよくわからないので、なんとも言えない。 脚本の原作としてスタインベックの作品があるらしい...
久々にヒッチコックを鑑賞した。今回、鑑賞したのは『断崖』《Suspicion》(1941)である。3 連休にまとめて数本見たので、しばらくヒッチコックの感想マラソンが続く。 思い切りよく結婚した相手が、無一文のお調子者であった。資金繰りに困...
『ザ・ハント』《The Hunt》を観た。確認すると本作は 90 分程度ということで短めな作品だ。そう言われればそうだね、短かった。とはいえ、ボリュームがないわけではなくて、満足感でお腹いっぱいだよ。R15+指定ということで、残虐な表現を含...
『羅小黒戦記』(ロシャオヘイ戦記)を観た。ミニシアター系で昨年だかに国内でも上映されていた中国スタジオ産のアニメーション作品だが、上映当初から高評価であった。この度に日本語訳となってシネコンでも上映される次第となったようだ。 これは都合がよ...
《薄氷の殺人》(2014)を観た。同監督(ディアオ・イーナン)および同主演(グイ・ルンメイ)の《鵞鳥湖の夜》の上映が始まるので、それを期した短期上映を利用させてもらった。また、どちらにもリャオ・ファンも出演している。彼は《帰れない二人》でも...
《シチリアーノ 裏切りの美学》(以後「シチリアーノ」)を観た。イタリア映画である。原題および英題は "Il traditore"、"The Traitor" となっているので端的に「裏切り」でよいようだが、邦題に付された「美学」はど...
《宇宙でいちばんあかるい屋根》を観た。映画の原作の野中ともそという方を知らなかったが、元は音楽畑から活動をはじめて編集者となり、現在はニューヨークに在住らしい。Wikipedia に載ってる情報の受け売りだが、原作はもともと 2003年にポ...
《透明人間》(2020)を観た。もう上映はほとんど終了しているのではないか。自分は見るかどうか決めかねていたのだが、リー・ワネル監督の作品の《アップグレード》(2018)が楽しかったので気にはなっていた。 - 映画『透明人間』公式サイト リ...
《ドロステのはてで僕ら》を観た。そこまで見る気もなかったのだが、予告に魅かれる部分もあった。映画を見終えてから脚本の上田誠のインタビューを読んだが、たしかに作品の構造は、やや理解しづらい。時間モノに慣れていないとなおさらだろう。個人的にはお...
映画《アルプススタンドのはしの方》を観た。原作は戯曲・演劇だそうで兵庫県の、県立東播磨高等学校の演劇部顧問、籔博晶氏による作品らしい。それが人気を博し、世に広がった末に映画化となった。このような成り立ち故というか、本作の特徴だが、甲子園の ...
大林宣彦『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(英題:"Labyrinth of Cinema")を観た。恥ずかしながら同監督の作品はいずれも未見で、今回も特な思い入れなく、そもそも映像の超大御所という認識もなく、マンダムの CM の演出を手...
2020年 8月の Amazon Prime に『七つの会議』がラインナップに加わった。 - 映画『七つの会議』公式サイト シーズン 2 が放映中のドラマ『半沢直樹』との相乗を狙っているのか、このタイミングを逃す手はない。本作との関係として...
2018年の韓国映画《はちどり》を鑑賞した。前情報をほとんど仕入れずに観たが、いろいろな映画祭で受賞した作品らしい。原題はハングルで《벌새》と表記する。冒頭、小さくこのタイトルが表示されたときは字幕がなく、意味を読み取れずに困惑したが、何を...
アカデミー賞 2020 作品賞を受賞した《パラサイト 半地下の家族》を鑑賞したのは、本年の1月のことであった。原題の《기생충》はまさしく「寄生」で、同じく英題は《Parasite》、「半地下の家族」を副題として添えたのは配給会社だかの判断だ...
IMAX レーザーGTテクノロジー仕様で《地獄の黙示録 ファイナルカット》を鑑賞した。フランシス・コッポラ、作風や周辺の話題が尽きない監督だが、大体が「わからない」と言われている印象がある。いくつか機会を見逃していたが、今回、はじめて味わっ...
公開されてすぐに《ジョジョ・ラビット》を観た。アカデミー賞ノミネート作品よろしく、平日の最終回だったが座席は 7 割ほど埋まっていた。 コメディのような調子を持っているが、少年の成長という点で人間愛を描いたようなニュアンスも強い。題材が題材...
《1917 命をかけた伝令》を観た。まだいくつかの劇場で上映しているようだが、まぁ感想をあげてしまおう。 ワンカットで撮影された(ようにみえる)作品という話題性が先行していたが、それなりにはおもしろかった。実際にカメラは途切れないようにみえ...
超長尺の映画《サタン・タンゴ》で有名な監督タル・ベーラの《ニーチェの馬》を早稲田松竹で観た。同時上映されていた《サタン・タンゴ》こそ見ろという話だが、こちらは都合もあって見れなかった。描かれている世界への理解が徐々に固まっていくタイプの作品...
「衝撃の問題作!」という気分で鑑賞に望んだが、趣は藝術映画の類で、さらに言えばやや退屈だった。撮影の工夫なのか、映しづらい対象が多いためか知らないが、 人体の接写が眠たくなるほどに多い。また、揺れが大きいタイプの画面が多いので、これも眠気を...
2018 年制作の韓国映画だが、本国では 2019 年始、日本では 2020 年の年始から上映された(Wikipedia 情報)。刑事もののコメディ、これはまぎれもない正真正銘のコメディ映画といってよく、大笑いしながら楽しんだ。韓国はどこか...
昨年に鑑賞した《帰れない二人》の上映が早稲田松竹であったが、併せて同監督の《青の稲妻》と本作が流されていた。《青の稲妻》は時間が合わず、《長江に生きる 秉愛の物語》は観られた。発展が著しい中国は、国の変化を描く映画が盛んで、これらの作品もそ...
先日に感想を残した《書を捨てよ町へ出よう》と同時上映であった。こちらのほうが、まとまった作りなので鑑賞しやすいかな。積極的に人に薦められるとも思わないが、おもしろかったさ。 この作品もメタ構造をとっている。もっとも特徴的なのは、登場人物の顔...
いつだったかデヴィッド・リンチ監督の《エレファント・マン》を観た。近年の私の好きなコミック『ケンガイ』(大瑛ユキオ)で、本作が重要なアイテムだったので気になっていてが、スクリーンで鑑賞する機会が以前にあったので、これ幸いと観たのであった。感...
ヒッチコックを観よう 5 作目《逃走迷路》である。これもプロパガンダ映画なんだっけ。その色合いがだいぶ強い。原題が《Saboteur》(サボタージュ:妨害工策)だものな。 この作品のおもしろいところに舞台がサンフランシスコからニューヨークに...
1981 年制作(フランス、西ドイツ合作)、日本国内での公開は 1988 年だそうだが、シネマカリテで 40 周年記念リマスターということで上映されていた《ポゼッション》を 2020 年の映画初めということで鑑賞した。偉い体験だった。ホラー...
2019 年に観た《ブラインドスポッティング》(2018)の記録だ。 - 映画『ブラインドスポッティング』オフィシャルサイト カリフォルニア州はオークランドに暮らす黒人青年コリンと幼なじみの白人青年マイルズの物語。演じているのは、ダヴィード...
《書を捨てよ町へ出よう》を観る機会があった。 寺山修司の映画初監督作品ということだ。同タイトルの評論集から演劇化、映画化された経緯がある、ということで間違ってないと思う。主人公のセリフの訛りが強く、また作品が古いので、何を言っているのか聞き...
ヒッチコックをできるだけ見ていこう特集、3 作目《レベッカ》を観た。この作品にも小説の原作があるらしい。ここまで 2 作を観てきたが、Amazon Prime で見られるイギリス時代の 作品は前回までとなり、本作からアメリカ時代となる。 こ...
ヒッチコックをできるだけ見ていこうシリーズの 4 作目《海外特派員》である。サスペンス、ロマンス、アクションがふんだんに盛り込まれているが、盛り込まれすぎている。途中でやや飽きる。特にロマンスがよくわからない。時代や習慣への無理解による違和...
噛みごたえのあるような無いような、割と解釈の余地が大きいというか、そういう意味で結末は開いているような、色々と考えたり思い返したりメモをまとめたりしたが、全体としては「滅び、もしくは変化の話」に思え、それゆえの寂しさをベースとしつつ、滅びそ...
《砂の器》(1974)を観た。この作品を皮切りに何度も映像化されているが、ほとんど見た記憶はなく、2004 年放送のドラマ版だけは見たことがあるような、ないような、朧げにあらすじを覚えているのは何故なのか、よく分からない。 丹波哲郎(今西刑...
《バルカン超特急》(原題: "The Lady Vanishes" )を観た。まぁ、ヒッチコックを手軽にみられる作品だけでもキチンと見ようという企画の 2 作目だ。 原題は直截で、内容が想像される。こちらも《The 39 Steps》と...
《The 39 Steps》(邦題:三十九夜)を観た。イギリス時代のヒッチコックの作品だ。Amazon Prime に入っていたが、早々にラインナップから消えるという情報もあった。現時点でどうなっているかは知らない。 邦題は『三十九夜』とな...
2019 年には少しペースが落ちたと思うが、2016 年くらいから意識的に新作映画を観る機会を増やしている。で、「子供を失う話」について考えていた。作品の要素として「子供を失う」という題材、振り返ってみると「多いのでは?」という話だ。以下は...
中国語の原題が「江湖儿女」、英題が「Ash Is Purest White」となっている。原題の意味がわからず、幾つかのウェブ翻訳にかけた結果「世の中の子供たち」というようなニュアンスに訳出された。どういうことなのか。追記(20220113...
- 映画『さよならくちびる』公式サイト 公開時は迷った末に行きそびれたが、ようよう鑑賞した。序盤は物語が退屈で、これを 2 時間も耐えられるかと不安だったが、徐々に面白くなってくる。最後にはそこそこに感動したし、結末は微笑ましかった。 解散...
最近になって Amazon Prime で解禁されたと知って同サービスで鑑賞した。3 時間越えの長編作品で、主演がロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープの映画初出演作といった点が今に通じるところか。長くて要領を得ない映画のようにも思えるが...
10月かに《Once Upon a Time in the West》(1968)を観た。《ウェスタン》と呼ばれることも多いらしい本作、新宿ピカデリーで上映していた。《Once Upon a Time in the Hollywood》の関...
《ファントムスレッド》(Phantom Thread、2017)の感想を残しておく。当時、映画館で本作の予告をボーッと見ていたときはドキュメント映画なのかなと勘違いしていたが、全然そんなことはなかった。主演のダニエル・デイ=ルイスの演技の賜...
香港映画の黄金時代というのがよく分からないが、《さらば、わが愛/覇王別姫》を観た。1993年の映画だ。上映が開始され、タイトルまでのやり取りとカットだけで名作だと確信させられる貫禄。とにかくすべてが淡々としているのだが、飽きずに最後まで鑑賞...
角川シネマ有楽町で《よこがお》を観た。 この劇場では、その回が最終だったらしく、クレジット後に監督の深田晃司が挨拶に登場した。メチャクチャよさそうな人だった。話題作《淵に立つ》(2016)を私は観ていないが、前作の《海を駆ける》(2018)...
まだ上映中の映画なので感想をあげてしまうか迷ったが、このタイミングであげないと多分止めてしまうのでアップした。 http://ghostland-sangeki.com/ カナダの片田舎で起こる恐怖。設定のひとつに《Don't Breath...
《よこがお》という映画をみて、なんとなく他の人の感想を漁りたくなって、いつもはFilmarksをぼんやり眺めるくらいで、今回はどうしようかなということで、Yahoo!映画 でいくつかの感想をみてみた。 Yahoo!映画だが、割と辛口なコメン...
2018年、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作。当時劇場で鑑賞して、しばらく下書きを取っておいたんだけど、整理して上げる。 - http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/ とにかく笑えばいい なんだかんだ、...
時代劇はほとんど鑑賞しないが、なんとなく劇場で《居眠り磐音》を観た。そのときの感想を今になってまとめた。 - 映画『居眠り磐音』公式サイト 松坂桃李が出演している作品は、《ユリゴコロ》(2017)と《不能犯》(2018)くらいしかまともに鑑...
映画《愛がなんだ》を、ひと月ほど前に観た。都内などではそろそろ上映も終わるのではないだろうか。なかなか手ごわい映画で、この駄文をそれなりにまとめるのにも苦労した。いや、まとまってないです。 - 映画『愛がなんだ』公式サイト まず、タイトルが...
友人に勧められて鑑賞した。2017年の中国映画《芳華-Youth-》だ。 よい映画だった、と言い放ってしまっていいのか、よい映画だった。中国映画は《天安門、恋人たち》以来かな。失われた青春を想う映画が多い。 舞台は1970-80年代の中国は...
2018年末、Twitterでフォローが激賞していたので《斬、》をユーロスペースで観た。上映時間は80分だが、短いという感覚はない。ほどよく、満足感が高い。英題は《Killing》だそうで、つまるところ「殺し」にまつわる話だ。なんとなくとい...
《ファースト・マン》を観た。デミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングのタッグということで《ラ・ラ・ランド》に続く作品か。 https://www.youtube.com/watch?v=hYAZfIWO1zA 宇宙開発モノの作品というの...